トレーサー

ボーイズグループZE:Aでデビュー、『太陽を抱く月』から俳優活動をスタートさせ、『ミセン－未生－』でその演技力を見せつけたイム・シワン。その後も映画、ドラマ問わず注目作への出演を続け、実力派として成長してきた彼が、本作では己の過去と正義のため、悪徳企業や国税庁内部の悪事を暴く、ファン・ドンジュを好演！父の死の謎を解くため、会計士から国税庁の調査官に転身したファン・ドンジュのつかみどころのない人柄を見事に演じきる。また、映画『戦場のメロディ』から本作で6年ぶりの共演となるコ・アソンとのコンビネーションも本作の見どころだ。

大企業の不正を内部告発するも裁判で負けた父を見て現実を知り、時には不正にも加担する会計士となったファン・ドンジュ（イム・シワン）。だが、父の死から彼はその座を捨て、公務員である国税庁の調査官へ転身！“ゴミ捨て場”と呼ばれる租税５局で、大企業や国税庁内部の悪事を暴き、理不尽に傷ついた人々を救っていく。アウトローな存在ゆえに、外にも内にも敵の多いドンジュが、信頼できる仲間を作っていく様子や、明らかになっていく関係と因縁、複雑に展開するストーリーから目が離せない！イム・シワン扮するファン・ドンジュの破天荒な姿や、権力によって追い込まれるもその頭脳でしっかりやり返す姿にスッキリ。そして、年長者とドンジュの間で行われる心理戦や手に汗握る展開にはドキドキする。よれたジャケット姿から、スーツで決めた姿など、シワン扮するドンジュのギャップある姿にはときめいてしまうはず。

租税５局の仲間である調査官ソ・ヘヨンを、ポン・ジュノ監督のホラー映画『グエムル-漢江の怪物-』や、ドラマ『自己発光オフィス～拝啓運命の女神さま！～』などに出演する実力派女優コ・アソンが務め、つらい過去を背負いながら人のために生きるヘヨンを、人間の温かみを持って表現している。また、ドンジュの上司となるオ・ヨンを、ベテラン俳優パク・ヨンウが務め、包容力と人情味溢れた姿を見事に演じ、惹きつけられる。そして、本作の重要人物となる中央地方国税庁長イン・テジュンを演じるのは、「梨泰院クラス」、「模範刑事」シリーズなど、人気ドラマで活躍する名優ソン・ヒョンジュ。本作ではシワン扮するドンジュの恩人であり、立ちはだかる大きな壁となるテジュンを、気迫に満ちた演技で表現し、見るものを圧倒する。

大企業の不正を内部告発するも裁判で負けた父を見て、企業の不正な金を扱う会計士となり成功するファン・ドンジュ。だが、父の死から彼はその座を捨て、国税庁の公務員へ転身。“ゴミ捨て場”と呼ばれる租税５局で、父の死の謎、脱税に関わる悪に立ち向かう。