ソンジェ背負って走れ

イム・ソルは、生きる希望をくれたバンドECLIPSEのボーカル、リュ・ソンジェの大ファン。2022年の大晦日、はじめてECLIPSEのライブに向かうことになった彼女だが、様々な不運が重なり、ソルは雪の中で泣きだしてしまう。そんな彼女の前に現れたのは、傘を持った最愛の“推し”ソンジェだった。ファンとして、最高の時間を過ごしたソル。しかし、その数時間後、ソンジェの訃報を目にする。深い悲しみに襲われたソルは、運命に導かれるように腕時計の不思議な力でタイムスリップ。過去にたどり着き高校生の頃の自分になっていたソルは、高校生のソンジェと出会い、未来のソンジェを救うため奮闘する！ビョン・ウソク扮する、ソンジェの見た目だけじゃない温かな格好良さが随所に現れており、ソルに傘を差すシーンなど気づかう優しさにときめく。また、ソルの行動が嬉しくて笑顔をこぼれさす姿は、視聴者の気持ちをキュンキュンさせる！そして、キム・ヘユン扮するソルのソンジェに対する全力な様子や、自分を犠牲にして彼を助ける覚悟、小悪魔的な可愛さなど、彼女が魅せる様々な姿は応援せずにいられない。スタジオドラゴン×脚本家イ・シウンという『女神降臨』の製作チームが揃った本作。キャストとストーリーの魅力を遺憾なく発揮させ、切なさと甘さを色濃く表現し、日本だけでなく世界で大ヒットを記録した。

『SKYキャッスル～上流階級の妻たち～』で大ブレイク、その後も『御史＜オサ＞とジョイ』『偶然見つけたハル』などで活躍し、その優れた演技が魅力のキム・ヘユンがヒロイン、ソルを好演。ポジティブで、ソンジェに夢中なソルを、リアルかつ魅力的に演じ、“推し”がいる視聴者に強い共感を与えた。そして、『花が咲けば、月を想い』『コッパダン ～恋する仲人～』などに出演し、甘く爽やかなビジュアルを披露してきたビョン・ウソクが、突如生涯を終えてしまったアーティスト、ソンジェを熱演。大人気アイドルさながらの歌声と魅力を放ち、加えて学生時代の初々しいソンジェもフレッシュに表現。そのギャップある姿に、視聴者の心をときめきでソルのように夢中にさせる。そして、この二人の相性はまさに最高！身体を張ったギャグは面白く、甘いロマンスシーンは可愛くてドキドキ、切ないシーンでは涙させられる。ドラマファンが主演二人に付き合って欲しい！と思ってしまったほどの最強カップルな演技を、ぜひご覧ください。

ドラマには魅力的なキャストが多数出演し、物語を盛り上げている。ソルにとって初めての推しとなる、キム・テソンを演じたのは、へユンと同じく『SKYキャッスル～上流階級の妻たち～』でブレイクしたソン・ゴニ。バンド部のベースで、喧嘩やタバコといった不良な面をもつ影のあるテソンが、未来から来たソルとの出会いによって成長していく姿をその演技力で表現し、視聴者を魅了した。そして、ソンジェの親友であり、ECLIPSEのリーダー＆ギターであるペク・インヒョクを演じたのは、バンドグループN.Flyingのイ・スンヒョプ。良き友であり、お調子者として場の空気を和ませるインヒョクを、ユニークかつ自然に表現、ライブのシーンではアーティストとしての姿を発揮し、OSTにはN.Flyingとして参加している。また、ソルの母をチョン・ヨンジュ、祖母をソン・ビョンスク、ソンジェの父をキム・ウォネと、ベテラン俳優たちが務め、愉快で温かな家族愛も見せてくれる。さらに、ソルの兄イム・クムを映画『ほえる犬は噛まない』 のソン・ジホが、ソルの親友イ・ヒョンジュを『ラブソリューション 〜愛の解決策、教えます〜』のソ・ヘウォンが務め、この二人が紡ぐキュートでコミカルなカップルにも注目して欲しい。

過去に不慮の事故に遭い、人生の希望を失ったイム・ソル。偶然つながったラジオでバンド「ECLIPSE」のボーカル、リュ・ソンジェの言葉に救われ、ソルは彼の熱狂的なファンになる。2022年最後の日、コンサートで輝くソンジェを見るも、数時間後突然の彼の訃報に世間は騒然。悲しむソルは、運命に導かれるようにソンジェが生きている2008年にタイムスリップしていて…。