
iPhoneやiPadに搭載されている音声アシスタント機能と言えば「Siri」。iPhoneユーザーならば、一度は試したことがあるという人も多いのではないでしょうか。しかし興味本位で使ってみることはあっても、なかなか実生活で役立てるところまで、使いこなせている人は多くありません。
そこで今回は、Siriの便利な使い方や隠れた機能について、詳しく解説します。
Siriとは
Siriとは、iPhoneやiPadなどのiOS端末に搭載された音声アシスタント機能のことで、話しかけるだけでiPhoneの操作を代わりに行ってくれます。スマホの操作では、意外と多くのステップを踏まなければ完了させられないものも多くあり、その操作をSiriに行ってもらうことで、簡単かつ素早く、操作を完了させることができます。
Siriの起動方法

Siriの起動方法はとても簡単。
- パターン1.ホームボタンまたはサイドボタンを長押しする
- パターン2.iPhoneに向かって「Hey,Siri(ヘイ、シリ)」と話しかける
Siriが起動しない場合は?
ホームボタンを長押ししたり、「Hey,Siri」と話しかけたりしてもSiriが起動しない場合、Siriを使わない設定になってしまっている場合があります。 もしSiriが上手く起動しない場合は、iPhoneやiPadの「設定」から「Siriと検索」をタップし、「“Hey Siri”を聞き取る」と「ホームボタン(サイドボタン)を押してSiriを使用」をONの設定にしましょう。
今日から使える!Siriの便利な使い方
それではいよいよ、Siriの便利な使い方を紹介していきます。

アラームの設定をしてもらう
iPhoneを目覚まし時計の代わりに使っている人は多いと思いますが、iPhoneでのアラームの設定を手動でやろうとすると、結構手間が掛かるんですよね。時間を合わせる時にスクロールをミスして、とんでもない時間になってしまうこともしばしば。 そんな時にSiriに向かって、「○○時に起こして」「○○時にアラーム」と話しかければ、自動でその時間にアラームをセットしてくれます。 特に「Hey,Siri」で起動する設定にしておけば、iPhoneに一切触れることなくアラームの設定が完了するので、とても便利です。

カレンダーの登録をしてもらう
iPhoneの便利機能の一つ、カレンダー。予定が一目でわかり、リマインダー機能もあるなど、ビジネスパーソンにも重宝されています。 しかし、これもアラームと同じく、手動で設定しようとすると、なかなか手間が掛かるものです。そこでSiriを使えば、カレンダーアプリを開き、日付を探し、時間を選択し、予定を入力する、という一連の動作を一瞬で完了することができます。 操作もとても簡単で、Siriに向かって「○日の○時に●●(取材や食事など、予定の名前)を登録」と話しかけるだけ。また○日と指定しなくても、明日や明後日などの言葉でも登録が可能です。 電話などで打ち合わせを終えた後、そのままSiriにカレンダー登録をしてもらうようにすれば、うっかりミスを無くすことができるでしょう。

タイマーを設定してもらう
料理中などに便利なのが、タイマーの設定です。Siriに向かって「○分後にタイマー」などと話しかければ、その時間のタイマーを設定してくれます。 例えばカップ麺を作っている時や、パスタやうどんなどの茹でものをしている時など、時間管理が重要な料理は数多くあります。Siriであれば、料理の手を止めることなくタイマー設定ができるため、非常に効率的に料理を進めることができるでしょう。 また「タイマーはあと何分?」「タイマーはあとどのぐらい?」などと話しかければ、タイマーの残り時間も教えてくれるので、細かい時間もしっかり管理していくことが可能です。

道案内をしてもらう
Siriに対して「○○を探して」と言えば、その場所を探して表示してもらうことができ、出先でコンビニや駅などを探す際に非常に便利です。 また「○○に10時に行きたい」といった具合に、時間と場所を指定して話しかけるようにすれば、10時に○○に行くためのルートを教えてもらうことができます。都心部など、電車の路線などが複雑なエリアで、特に効果を発揮してくれるでしょう。

電話を掛けてもらう
連絡先が多くなってくると、電話帳から対象を探すだけでも一苦労です。そんな時に、Siriに「○○さんに電話」と話しかければ、すぐに電話を掛けることができます。さらに、「ハンズフリーで」「スピーカーで」といった言葉を付け加えれば、スピーカーがONになった状態で電話を掛けてくれるので、iPhoneを手元に持っておく必要もありません。

曲名を教えてもらう
テレビを見たり街を歩いたりしていると音楽が聞こえてきて、「聞いたことある曲だけど、なんて名前だっけ?」と気になってモヤモヤしたことはありませんか? そんな時は、Siriに「この曲は何?」「この曲のタイトルは?」と話しかけて、その音楽をSiriに聞かせてあげるようにしましょう。うまく音を拾うことができれば、Siriがその曲名を教えてくれます。

言葉を翻訳してもらう
Siriに「○○語で翻訳」と話したあと、翻訳したい言葉を話しかければ、Siriがその言葉を翻訳してくれます。この翻訳は文章になっていても可能で、「○○語で翻訳、○○へ行くにはどうすれば良い?」などと聞けば、「○○へ行くにはどうすれば良い?」の部分を指定の言葉で翻訳してくれるのです。 この機能を使えば、海外に旅行に行った際や、国内で外国人に話しかけられた場合も安心です。
ジョークも堪能!Siriの面白い使い方
Siriの便利な使い方について紹介してきましたが、実はこれら以外にも、遊び心にあふれた機能がSiriにはあります。その一例を紹介していきます。
なぞなぞを出してもらう
Siriに「なぞなぞ」と話しかけると、文字通りなぞなぞを出題してもらうことができます。想像以上にしっかりとした内容のなぞなぞが出題されるので、ちょっとした暇つぶしや友人や家族との団らんの時間に使えば、盛り上がること間違いなしです。寝る前にやってしまうと、解けるまで寝ない!となってしまうかもしれませんので注意です。
おみくじを引く
Siriに「おみくじ」を話しかけると、大吉や凶など、運勢を占ってもらうことができます。しかも全体運だけでなく、待人や健康、勝負など、おみくじによくある運まで細かく出してもらうことができるので、まるで本当に神社でおみくじを引いたかのような気分になることができます。
バルスに反応
ジブリの名作「天空の城ラピュタ」の有名ワード「バルス」。この言葉をSiriに投げかけると、面白い反応をしてくれます。天空の城ラピュタをしっかりとリスペクトしつつも、Siriらしさも出した素晴らしい反応なので、ぜひ一度試してみてください。
ボイパもできる
Siriに「ボイパして」と話しかければ、ボイスパーカッション(ボイパ)を披露してくれます。たどたどしくも一生懸命にボイパする姿は、どこか人間味があり、Siriをかわいいと思ってしまうから不思議です。
まとめ
iOS端末の音声アシスタント機能「Siri」の、便利な使い方や一風変わった使い方について紹介してきました。ここで紹介した以外にも、Siriにはさまざまな機能が備わっており、しっかりと使いこなすことができれば、あなたの生活を劇的に快適にしてくれることでしょう。
ゲオでは、美品・良品のiPhone、iPadを多数販売していますので、まだSiriを使ったことがない、Siriを使ってみたいという方におすすめ。ぜひ自分なりの使い方や遊び方を模索してみてください。