現地リポートと受賞作品をご紹介

日本ゲーム大賞2024
受賞作品を一挙紹介!
毎年開催される日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ(TGS)」が、2024年9月26日から29日までの4日間に渡り幕張メッセで開催されました。多くのゲームファンが集うTGCの現地リポートと、注目の日本ゲーム大賞2024の受賞作品を一挙に紹介します!
東京ゲームショウ2024
現地リポート
今年もスゴい!TGS!

開催史上最大の出展社数だけあって、非常に多くのブースが試遊をはじめとしたプロモーションが充実しており、ゲーム初心者の方でも楽しめるような、圧倒的な世界観を体験できるものばかりで1日ではまわり切れませんでした!
今年は大注目のモンハンワイルズが大賑わいで、会場をまわり始めた11時頃には整理券がなくなっているくらいの人気ぶり!スマホゲームのブースも多く、個人的に遊んでいるゲームのブースに少しばかり長居してしまいました…試遊もいくつか体験しました。

日本初上陸!Home Racer LLCが展開するフライトシミュレーター用モジュラーコックピット。
実際に訓練にも使われることもあるとのことで「遊び」だけではないゲームの可能性を強く感じます。
VRゴーグルを付けて、操縦桿やラダーペダルなどを使ってフライトコントロールしていくので、リアルにコックピットに乗っているような操作感を味わえました!

またゲーミンググッズやキャラグッズも豊富で、コアなファンなら思わず欲しくなるようなアイテムや、ライトユーザーでも手に取りやすいお手頃商品まで目移りしてしまうくらい…!
ゲームが好き、ゲームは苦手だけどキャラクターが好きなど、ジャンルを問わずどんなファンでも楽しめるイベントでした!
日本ゲーム大賞2024受賞作品
毎年大きな注目を集める日本ゲーム大賞は、その年の特に優れたゲームを表彰するイベントです。
2024年に見事大賞に輝いたのは、ベストセールス賞と優秀賞をトリプル受賞した「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」でした。プレイの自由度が高く、SNSでも大きな話題となったティアキンの大賞受賞は納得の結果ですね。「ストリートファイター6」は特別賞と優秀賞をW受賞。優秀賞には「龍が如く7 外伝 名を消した男」「龍が如く8」「スーパーマリオブラザーズ ワンダ―」など人気タイトルの数々が入賞し、龍が如くシリーズはW受賞となりました。
注目のゲームデザイナーズ大賞は、スコットランドのゲームスタジオSad Owl Studiosが製作したパズルアドベンチャーゲーム「Viewfinder」が獲得。2024年より新設されたブレイクスルー賞には「8番出口」、ムーブメント賞には「スイカゲーム」が輝きました。
どれも2024年を代表する大人気作品ばかりで、発表イベントは大盛り上がりとなりました。ここからは、ゲオが特におすすめする日本ゲーム大賞受賞タイトルを紹介します。
ストリートファイター 6


大人気格闘ゲームシリーズの最新作「ストリートファイター6」は、『特別賞』と『優秀賞』のW受賞という名誉を手にしました。
前作のスト5から7年の時を経てついに発売されたスト6は、対戦プレイ好きの上級者だけでなく、一人でコツコツ楽しみたい初心者も存分にプレイできる点が評価されています。 操作方法は、従来のストリートファイターシリーズと同じくコマンドを入力する「クラシックタイプ」と、必殺技をワンボタンで繰り出せる「モダンタイプ」、ボタンのガチャ押しでもAIが自動で攻撃をしかけてくれる「ダイナミックタイプ」の3種類が存在。自分のレベルにあわせて選ぶことで、誰もが快適にプレイを楽しめるようになっています。 一人プレイにおすすめのアーケードモードは、各キャラクターのストーリーを美麗なイラストで追いながら対戦できます。
オンラインスコアランキングにも対応しているため、世界中のプレイヤーに勝つためにスコア稼ぎするという遊び方も可能。ネットワーク対戦ももちろん充実しており、世界の強豪相手に腕試しできます。 格ゲーガチ勢はもちろんのこと、子どもや初心者も気軽にプレイできるスト6は、格闘ゲームの門戸をさらに広げてくれたことでしょう。
龍が如くシリーズ

龍が如くシリーズから、「龍が如く7外伝 名を消した男」と「龍が如く8 」の2作品が、『年間作品部門 優秀賞』に輝きました。
龍が如く7外伝は、長くシリーズの主人公を務めてきた桐生一馬が復活し、またゲームシステムも、龍が如く6までと同様のアクションアドベンチャー方式を採用。外伝という立て付けながらも、ナンバリングタイトルに匹敵するゲームボリュームやストーリーを持ち、大ヒットを記録しました。 一方の龍が如く8は、龍が如く7の正式な続編。主人公である春日一番や、喧嘩アクションとRPGコマンドシステムが融合したライブコマンドRPGバトルなど、龍が如く7のシステムを踏襲しています。重厚なストーリー、軽快なバトル、膨大なやり込み要素など、シリーズ特有の魅力を強化しつつ、ハワイという海外を舞台にするなど、意欲にあふれた作品となっています。 ちなみに、龍が如く8は2025年2月28日に、外伝作品となる「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」が発売予定。シリーズ屈指の人気キャラクターである真島吾朗を主役に据えた、これまでとは一味違う異色の海賊ゲームとなっています。
スーパーマリオブラザーズ ワンダー

『年間作品部門 優秀賞』のひとつに選ばれたのは、「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」です。スーパーマリオブラザーズの流れを汲む横スクロールアクションとして、11年ぶりの登場となった本作は、発売2週間で430万本を売り上げるなど、確固たる実績を残しました。
基本的なゲームシステムは過去作を踏襲しつつも、本作オリジナルの演出である「ワンダー」により、ハチャメチャな世界観が描かれているため、シリーズ経験者も新鮮な驚きを味わうことができるでしょう。 また操作可能なキャラクターは、歴代シリーズ最大の全12体。マリオやルイージ、キノピオなどのお馴染みのキャラクターはもちろん、ヨッシーやトッテンといったこれまでとは一味違うキャラクターを操作できるのが嬉しいですね。またヨッシーであれば他のキャラクターを騎乗させることができたり、トッテンの場合は敵に当たってもミスにならないなど、遊びの幅が広がる工夫がされています。 これまでの歴史を守りつつ、新しさもしっかり感じさせてくれるスーパーマリオブラザーズシリーズは、大人も子どももみんなでワイワイ楽しめるテレビゲームの代名詞的存在です。
まとめ
日本一のゲームの祭典として、今年もゲームファンたちを大いに賑わせた東京ゲームショウ2024。特に受賞作品に関しては、そのどれもが独自の魅力を放っており、ゲーマーならプレイ必須と言っても過言ではありません。今回紹介したゲームをまだプレイしたことがない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。ゲオではここでご紹介した受賞作品だけでなく、隠れた名作までも、幅広いジャンルのタイトルを数多く取り扱っております。ぜひくまなくチェックしてみてください!
『年間作品部門 大賞』と『ベストセールス賞』、そして『優秀賞』の3冠を達成したのが「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」。
前作の「ブレス オブ ザ ワイルド」に続くティアキンは、世界で累計2080万本(2024年6月末時点) を売り上げた大ヒット作品となりました。 ゼルダの伝説らしい謎解き要素はもちろんのこと、地上、空、地底という3つのフィールドを自由自在に行き来して冒険する壮大なストーリーが魅力のティアキン。そして当作品を語る上で欠かせないのが、武器や石、果てはキノコまで自由に組み合わせて武器や乗り物にできる「スクラビルド」という仕組みです。 スクラビルドできる素材の組み合わせは無限ともいえるほどで、木の枝に石を組み合わせて鈍器にしたり、盾にロケットを組み合わせて空高く上昇したりと、様々な遊び方ができることが話題を呼びました。自由な発想でスクラビルドし、敵を倒したりダンジョンをクリアしたりする様子はSNSでも頻繁に拡散されていたので、目にした方も多いのではないでしょうか。
壮大なRPG作品としてストーリーを楽しむだけでなく、今までにない新しい遊び方を提示したティアキンは、ぜひ一度はプレイしてほしい良作です。