
知っておいて損は無し!
スマホ選びはスペックがミソ
キャリアやメーカー。様々な機種のモデルやデザイン・・・スマホを購入する時に「自分の使い方に合うのはどの機種だろう?」「どれを選べばいいんだろう?」と悩んだ経験のある人は多いはずです。基本的には発売時期が新しく、より高額な方が高機能なものが多いのですが、実際の使い方や必要な機能をじっくり考えた時。高機能なものを安易に選んでしまうと、実用範囲よりオーバースペックになってしまいがちです。
ポイントになるのは、普段のご自分の使い方にぴったり合ったものを選ぶことです。この記事では、スマホ選びに必要な基礎知識や使い方別のチェックポイントをご紹介します。
スマホ選びに必要な基礎知識
ご自分にぴったりなスマホを選ぶ時、まずスペックを知ることが重要です。それでは、スマホのスペックに関わる基礎知識を解説します。
購入するスマホの種類に迷ったらぜひ
こちらの記事をご参考ください!
OS
iOS/Android

OS(オーエス)とはOperating System(オペレーティング・システム)の頭文字をとった言葉で、スマホの動作を管理・制御するシステムソフトウェアのことを指します。例えば、iPhoneには「iOS」、XperiaやGalaxyなどAndroidスマホには「Android」というOSが搭載されています。iOSはシンプルで直感的に操作できるのが特徴で、iPadやApple社製のPCとのシームレスな連携が可能。Androidはカスタマイズ性が高く、アプリの導入に関しても自由度が高いのが特徴です。
CPU
チップ/コア/クロック周波数

CPUはスマホの頭脳といえる場所です。Central Processing Unitの略語で、SoC(System-on-a-Chip)やプロセッサと呼ばれることもあります。システム処理で必要となるもので、CPUの性能が高ければ高いほど、アプリなどの反応速度が上がります。 CPUにはコアとクロック周波数(GHz)という概念があります。コアが2つあるCPUをデュアルコア、4つあるものをクアッドコアといい、コアが複数あると1つあたりのコアにかかる負担が軽減され、快適な処理性能を実現します。クロック周波数はCPUが1秒間に命令をどれだけ出せるかを示す指標で、5GHzの場合は1秒間に50億回命令を出せます。クロック周波数が高いほど処理速度が向上します。
RAM
メインメモリ

RAMはRandom Access Memory(ランダムアクセスメモリ)のことで、スマホの作業領域のことを指します。一時的にデータを置いておく場所であり、処理速度に直結する機能です。作業机のようなイメージで、RAMの容量が多いほど作業机は広くなり、快適に処理を進められます。RAMの容量が少ないと、容量の大きなゲームがうまく動作しなかったり、複数のアプリを立ち上げて作業しづらかったりしてしまいます。2023年後半に発売された機種の中には12GB以上のRAMを搭載したものも数多くありますが、日常的に使用する分には、4GB以上であれば十分使用できます。
ディスプレイ
サイズ/種類

スマホの画面であるディスプレイは、解像度とサイズによって美しさが決まります。ディスプレイはドットと呼ばれる小さな点の集合体で作られており、ドットの値が大きいほど、画素の密度が高くなり高精細になります。ディスプレイには有機ELと液晶があり、有機ELは鮮やかなコントラストで黒の表現が美しく、応答速度も速いという特徴があり、ハイエンドモデルに採用されているケースが多いです。電力消費は比較的少なく、液晶よりも薄く軽いという強みもあります。また、折り曲げることができるため、折りたたみスマホには有機ELが使われています。液晶は有機ELに比べるとコントラストが弱いですが、寿命が長く値段も手ごろなのがメリットです。
カメラ性能
F値/画素数/レンズの数

カメラ性能は「画素数」をチェックします。画像を表現するために使用されるピクセルを画素といい、その数が多ければ多いほど、画像を拡大しても美しく表現できます。画質はF値という光学性能で決まり、F値が小さいカメラの方が高画質となります。レンズの数も画質に影響し、デュアルカメラやトリプルカメラなど、レンズの数が多いほどズームの倍率を使い分ける事ができ、様々なシーンで美しい写真や動画を撮影できます。
ストレージ
保存できる容量

スマホ購入の際に実際によく目にする「容量」という項目も重要なポイントです。「ストレージ」とも呼ばれるこの項目は、写真、動画、音楽、アプリなど、様々なデータをスマホの中に保存する記憶媒体です。少なければ少ししか保存できません。ストレージの容量が足りなくなると動作が遅くなり、アプリがうまく起動できない等の問題が起こる恐れがあります。逆に大きすぎても持て余してしまいます。用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
ここでご紹介したものの他にも「スマホの基礎用語」をまとめた記事も公開しています。
こちらもぜひチェックしてみて下さい。
使い方別スマホ選びのポイント
スマホのスペックに関する情報をお伝えしてきましたが、ここからはそれらの情報を元にして、実際に端末を選ぶときにどのようなポイントに注目していけば良いかを解説していきましょう。
きれいな写真や動画を撮りたい

スマホに内蔵されたカメラを積極的に使って、写真や動画の撮影を楽しみたいという方は、カメラ性能にはこだわった方が良いでしょう。上で解説した画素はもちろんですが、他にも背景をぼかしたり暗いところでも綺麗な写真を取るために必要なF値、遠くの被写体も綺麗に取れるズーム機能、さらに撮影時の強い味方となる手ブレ補正などの情報をチェックし、少しでも高い数値のものを選ぶようにするのがおすすめです。
iPhoneであれば、PROシリーズのiPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Max/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxなど、XperiaもPROシリーズのXperia PRO-I/Xperia PRO、GalaxyであればGalaxy S22 Ultra/Galaxy S22/Galaxy S21+ 5G/Galaxy S21 Ultra 5G/Galaxy S21 5GのSシリーズが、同種の他シリーズに比べるとカメラ性能が高くおすすめ。特にXperiaのPROシリーズは、別名クリエイターモデルとも呼ばれ、デジカメと比べても遜色のない性能を有しています。
ゲームを快適にプレイしたい

アプリでゲームを快適にプレイしたいという方は、CPUやRAMの数値に注目し、なるべく高い数値のものを選ぶようにしましょう。これらの数値は、ゲームがよりスムーズに素早く反応してくれるかを決める重要なポイント。ここが低いと、動きがカクカクしてしまったり、プレイヤーの操作への反応が遅れたりしてしまい、快適なプレイができません。ちょっとした暇つぶしにプレイする軽いゲームであれば、基本的にはどのシリーズのスマホでも問題なく動作しますが、ハイクラスのゲームをプレイする場合は、iPhoneであれば、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Max/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max、Xperiaであれば、Xperia 1 IV/Xperia 1 III/Xperia 1 II/Xperia 1、Galaxyであれば、Galaxy M23 5Gがおすすめです。
動画をたくさん鑑賞したい

スマホを使ってYouTubeや動画配信サービスなどを楽しみたい場合は、なるべく画面サイズが大きいものを選ぶと良いでしょう。画面サイズが大きければ、出演者の細かな表情なども見ることができるため、より動画を楽しめるはずです。またバッテリー容量であるmAhという数値にも着目したいところ。この数値が高ければ、それだけ長時間バッテリーが持つということです。動画を見ると、どうしてもバッテリーの減りは早くなってしまいますし、動画を見過ぎたせいで充電が切れて他のことができない、なんてことになったら困ってしまいます。
iPhoneであれば、iPhone 15 Pro Max/iPhone 15 Pro/iPhone 14 Pro Max/iPhone 14 Pro/ iPhone 13 Pro Max/iPhone 13 Pro、Xperiaであれば、Xperia 5 IV/Xperia 5 III/Xperia 5 II/Xperia 5、Galaxyであれば、Galaxy Z Flip4/Galaxy Z Fold4/Galaxy Z Flip3 5G/Galaxy Z Fold3 5Gなどがおすすめ。特にGalaxyのZシリーズは折り畳み式なので、普段はコンパクトなサイズで持ち運ぶことができますよ。
アウトドアでも活用したい

スマホはパソコンなどと同じ精密機械ですが、その特性上、アクティブに使っていきたいという方も多いでしょう。特に近年ではアウトドアがブームということもあり、野外でも安心して使えるタフさを求めている方も多いはずです。そのような場合は、防水防塵性能やガラスの強度などに注目すると良いでしょう。これらの数値が高いものであれば、万が一水につけてしまったり、落下させてしまったりした時も安心です。
最近発売されたiPhone 15 Pro Max/iPhone15 Proでは、本体に航空宇宙産業レベルのチタニウムを用いて注目を集めたりもしましたね。一方で、ハイエンド機だから落としても絶対に大丈夫というわけではありません。精密機械である以上、壊れる時は壊れてしまいます。そういう意味では、防水防塵性能についてチェックして選ぶのもおすすめです。
SNSや調べもので活用したい

あくまでも携帯電話の延長として活用していきたいという場合、あまり性能にこだわる必要はないでしょう。スマホは年々進化しており、よほど昔のモデルでない限りは、SNSやインターネットなどを何不自由なく利用することができます。 逆に高性能なモデルは、その分金額も高くなりがちなので、フルに活用しない場合は宝の持ち腐れとなり、少しもったいないことになってしまいます。
iPhoneであれば、iPhone SE 第3世代/iPhone SE 第2世代/iPhone SE 第1世代、Xperiaであれば、Xperia Ace III/Xperia Ace II/Xperia Ace、Galaxyであれば、Galaxy A23 5G/Galaxy A53 5G/Galaxy A22 5G/Galaxy A52 5G/ Galaxy A32 5Gがエントリーモデルとして他のシリーズに比べて安価に設定されているため、まずはそこから始めてみると良いでしょう。
他にも、センサー機能が充実しているものや、バッテリーの性能がよく容量の大きいもの。microSDXCなど外部メモリに対応しているもの、端末自体の大きさが大きいものや小さいもの等、どれも個性的で魅力的な機能を備えたスマホが盛りだくさん。基本スペックで迷ったら、ちょっと特殊な機能を持ったものを選ぶのも楽しいですね。
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まとめ
さまざまなシリーズやモデルが発売され、それぞれ性能や特徴が異なっているので、その中から1台を選ぶのは大変ですよね。しかし、スペックの見かたを知って、特徴や違いをしっかりと見極める事が、快適でお得なスマホライフの第一歩であることは間違いありません。ゲオでは多種多様なスマホを数多く取り扱っています。皆さんにぴったり合った、とっておきの1台を見つけてみてください!