
自宅でも外でも、テレワークを快適に~
新型コロナウィルスの感染拡大にともない、私たちにとってテレワークはごく身近なものになりました。記事をご覧の皆さんの中にも、お勤めの会社でテレワークが導入されたという方は多いのではないでしょうか。
しかし、急にテレワークをはじめるとなると、パソコン周辺機器など揃えるものが多くて困ってしまうことも珍しくありません。そこで今回は、テレワークに最低限必要なものに加えて、自宅や外出先で使える便利グッズをご紹介します。
テレワークで必要になるもの
まずは、自宅でテレワークをするうえで必要になるものを確認しておきましょう。職場で急にテレワークが始まった場合などには、以下で挙げる4点を揃えるのが最優先事項です。
1インターネット回線
業務で使うデータのやりとりやWeb会議をするためには、インターネット回線が必要不可欠です。
PCでWeb会議を行う際には、Wi-Fiなどの無線LANも「絶対にNG」というわけではありませんが、通信の安定性などを考えると、可能であれば有線の光回線を用意できると安心でしょう。特にWeb会議は多くの容量を送受信するため、スマートフォンのテザリング機能や無線LANを使うのは避けたほうがベターです。

2パソコン
テレワークをするにあたっては、業務での使用に耐えうる性能のパソコンも必須になります。社用のパソコンが貸し出されるケースも多くありますが、自分でパソコンを用意する際には、事前に性能を確認しておきましょう。また、データの管理やウイルス対策といったセキュリティ面も、しっかりと意識したいところです。

3マイク
テレワーク中には、しばしばWeb会議をする機会が訪れます。その際には、通話している相手に音声を届けるためのマイクが必要です。ノートパソコンをお使いの場合には、本体に内蔵されているものを使う選択肢もあるでしょう。

4Webカメラ
マイクなどと同様の理由で、パソコンに接続して使うWebカメラも用意する必要があります。こちらも、パソコン本体に内蔵されているカメラで代用可能です。

テレワークがはかどる便利グッズ
続いて、揃えることでテレワークの効率を上げられるグッズをご紹介します。
作業用のデスク、椅子
テレワークでは、自宅のパソコンの前に居る時間が必然的に長くなります。眼精疲労や腰痛の予防には、作業用のデスクやオフィスチェアを使うのがおすすめです。ヘッドレストやフットレストが付いているものを選んだり、クッションなどで楽な姿勢を取れるよう調整するとなお良いでしょう。
ちなみに、大型のデスクを置くスペースがない場合は、ローテーブルと座椅子を組み合わせる選択肢もあります。

イヤホンやヘッドホン、スピーカー
頻繁にWeb会議をする場合には、音声を出力するためのイヤホンやヘッドホン、スピーカーを用意しておくのがおすすめです。音声をクリアにして、通話相手の声をしっかりと聴くことができるようになります。

テレワークで使うオーディオ機器はどう選ぶ?
Web会議で使うオーディオ機器について、もう少し掘り下げて確認しておきましょう。選ぶ際の参考として、イヤホン(ヘッドホン)とスピーカーの主なメリット・デメリットを以下にまとめます。
イヤホンやヘッドホン
- 一般的に遮音性が高く、周囲に音が漏れない
- 同様の理由で、マイクが音を拾いづらい
- 自身の耳に合わせて様々な形状のものを選べる
- 有線タイプの場合にはコードが邪魔になる
- 着けている最中は周囲の音が聞こえづらい
- 長時間着けていると頭や耳が疲れる
スピーカー
- 周囲の音が聞こえやすい
- 着け疲れしない
- 音が周囲に漏れてしまう
- 狭いスペースでは置き場所に困ってしまう
上記からわかるとおり、イヤホン(ヘッドホン)とスピーカーのメリット・デメリットは基本的に対極です。会議に集中したい方や同居人が居る方には、遮音性の高いイヤホン(ヘッドホン)が最適です。一方、長時間の会議が多い場合には、耳に負担のかからないスピーカーを選ぶと良いでしょう。
一方、長時間の会議が多い場合には、耳に負担のかからないスピーカーを選ぶと良いでしょう。USB接続に対応したスピーカーであれば、パソコンへ簡単に接続できて便利です。
なお、それぞれの間を取ったようなオーディオ機器をお探しの場合には、骨伝導タイプのヘッドホンを使うのもおすすめです。着け疲れしづらいうえに周りの音を聞きやすく、スピーカーと比較して音漏れも控えめ。自宅でテレワークをする際のニーズを余すことなく満たしてくれます。
外でテレワークするときのおすすめグッズ
ここまでで、自宅でのテレワークに必要なものや、仕事の効率を上げられる便利グッズについてご紹介しました。以降では、カフェやコワーキングスペースなど、外でテレワークをするときにぜひ使いたいグッズを見ていきましょう。
充電器、モバイルバッテリー
外でテレワークをする場合には、パソコンの電源を確保しておくことが必要不可欠です。バッテリー切れが原因で仕事ができない……という事態を避けるためにも、充電器やモバイルバッテリーは必ず用意しておきましょう。座席に電源がついているタイプのお店であれば、パソコンを充電しながら安心して仕事に臨むことができます。
プライバシーフィルター
外でパソコンを使うときには、ノートパソコンの画面に貼り付けて覗き見を防止する「プライバシーフィルター」がおすすめです。画面の視野角を狭め、重要な情報が外に漏れるのを防いでくれます。
スマートフォンや タブレットのスタンド
お手持ちのノートパソコンの性能などによっては、外出中にスマートフォンやタブレットでWeb会議に参加するケースも考えられます。スマートフォンやタブレットを手で持ちながら参加して、カメラの映像がブレてしまわないようにするために、専用のスタンドを用意しておくと安心です。
テレワーク環境を整えるときのポイント
最後に、テレワーク環境を整えるときに押さえておきたいポイントをご紹介します。今回は、厚生労働省が提唱しているガイドラインの中から、重要な3つをピックアップします。
- デスクや椅子は、目、方、腕、腰に負担がかからないように調整して配置する
- こまめに窓を開けて、部屋の空気を入れ替える
- 直射日光が入る場合には、窓にブラインドやカーテンを取り付ける
まとめ
今回はテレワークに必要なものや、テレワークを快適にしてくれる便利グッズをご紹介しました。 テレワークは出勤が不要なうえに、周りの目を気にせず業務に集中できるのがメリットです。しかしその一方で、自宅で長時間パソコンと向き合うことになるため、周辺機器をはじめとした環境を整備することも重要になります。 ぜひ今回の記事を参考に、皆さんの日々のテレワークを快適なものにしていただければ幸いです。