キーボードのこんな使い方

キーボードの活用で作業の効率が大幅UP!
パソコンやタブレット端末への文字入力をスムーズに行なうために、キーボードの使用は欠かせません。キーボードでの作業は、ビジネスシーンにおける文章作成や資料作成が一般的ですが、オンラインゲームでの操作のために利用されることもあります。
作業を効率よくおこなうためには、タイピングスピードを上げることが望ましいですが、キーボード使用ならではの裏技を使うと、このスピードをさらに上げることができます。今回はWindowsPCでキーボードを使用する際の便利な機能や裏技を紹介します。

キーボードのキーの数と配列は、国によって異なることをご存知ですか?また、WindowsとMacとの間でも配置が若干異なります。慣れないキーボードでの入力に違和感をもつのは、こういった差異が要因の1つとしてあげられます。しかし、キーボードのキー配置は概ね5つのグループに分かれています。
入力 (英数字) キー

特定の操作を実行する
コントロール キー

[F1]~[F12] までのラベルが付いている
ファンクション キー

Webページ等の閲覧時、スクロールするときに使用する
ナビゲーション キー

(ノートパソコンで利用する際は、外付けとなる場合が多い)
テン キー

キーボードには、これらのキーの機能を活用した裏技があります。それが「ショートカット」と「ファンクションキー」の活用です。
まずは「ショートカット」について。「ショートカット」とは、キーボードにある単独、または複数のキーを組み合わせることで特定の機能を発生させる方法です。実は、マウスを右クリックするとショートカット方法が記載されます。普段意識しなければ気付きませんし、操作はマウスの左右クリックで完結する方も多いと思いますが、活用できると便利です。
次は「ファンクションキー」について。「ファンクションキー」とは、先にも述べた通り[F1]~[F12]までラベルが付いたキーのことです。パソコンのバージョンによって若干異なりますが、ほとんどのキーボードでは以下のような機能があります。

F1:ヘルプ表示
F2:ファイル名の変更
F3:ファイルまたはフォルダを検索
F4:マイ コンピュータまたはエクスプローラーでアドレスバーの一覧を表示

F5:Webページ更新
F6:平仮名変換
F7:全角カタカナ変換
F8:半角カタカナ変換

F9:全角アルファベット変換
F10:半角アルファベット変換
F11:全画面表示
F12:名前を付けて保存ウィンドウが表示される※Microsoftの一部ソフト限定
[F6]~[F10]は主に文字変換で使用されます。文字変換ではスペースキーを連打しているという方は、知っておいて損はありません。なお、ノートパソコン等では専用の機能が割り当てられていることが多く、活用の幅が広いことも特徴です。
「ショートカット」と「ファンクションキー」を組み合わせると、キーボード上で作業が完結することが多くなります。右手をマウスに移動する手間がなくなる分、格段に作業スピードが上がるでしょう。
ショートカットキー」紹介
「ショートカット」は複数のキーを組み合わせて実行することが多く、この時に使用されやすいキーは以下の4つです。Windows用のキーボードで使える代表的なショートカットをご紹介します。
Shift(シフト)
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Shift+Delete
選択したファイルを完全に削除
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Shift+矢印
複数の項目を選択
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Shift+F10
右クリックメニューを表示
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Shift+Home
現在のカーソル位置から行頭までの文字を選択
Alt(オルト)
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Alt+F4
アプリ終了やシャットダウン操作
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Alt+Enter
プロパティを表示する
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Alt+←
1つ前のフォルダに移動
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Alt+→
1つ先のフォルダに移動
Ctrl(コントロール)
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Ctrl+A
フォルダ内の全てのファイル、フォルダを選択
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Ctrl+C
選択しているファイル、フォルダをコピー
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Ctrl+X
選択しているファイル、フォルダの切り取り
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Ctrl+V
コピーした、もしくは切り取った
ファイルやフォルダの貼り付け -
Ctrl+Z
操作の取り消し
Windowsロゴ
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Windows+E
エクスプローラーウィンドウを表示
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Windows+R
ファイル名を指定して実行するウィンドウを表示
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Windows+Tab
タスクバーにあるプログラムを選んで実行
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Windows+D
全てのウィンドウを最小化、もう一度押すとウィンドウの状態を復元
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Windows+F
フィードバック Hub(問題の報告や機能の提案) を開く
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Windows+Pause
システムのプロパティウィンドウを表示
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Windows+Shift+S
画面の一部を切り取るスクリーンショット
キーボードを使ってできること
ここからは、「知って得する」「誰かに教えたくなる」ショートカット方法をご紹介します。
閉じたタブの復活
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Ctrl+Shift+T
ネットサーフィンをしていると、ついついタブの数が増えていきます。このタブを整理しようと、誤って必要なページを削除してしまったことはありませんか?履歴から遡ることもできますが、[Ctrl]+[Shift]+[T]を押すと閉じたタブが復活します。
入力フォームの移動
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Tab
会員登録などをする時に、入力フォームに住所、氏名、年齢などをいちいち入力することが面倒。そんな時は、[Tab]を押してください。次の入力欄に移動できます。 目的の入力欄を行き過ぎてしまった時は、[Shift]+[Tab]で戻ることができますよ。
パソコンがフリーズした場合
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Ctrl+Alt+Delete
パソコンがフリーズする理由はさまざまですが、アプリケーションの不具合が起きた場合は、再起動をしても解消されないことがあります。そんな時は、[Ctrl] + [Alt] + [Delete]を押して、タスクマネージャーを起動しましょう。アプリケーションの動きを個別で止めることができるため、フリーズが改善されることが多いです。また、この動作から強制終了も可能です。
ウィンドウ一覧を表示する
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Alt+Tab
資料作成をしていると、WordやExcelなどを使用しながら、ブラウザで検索をするなど、複数のアプリケーションを同時に起動することが多いでしょう。起動しているアプリケーションが多くなると、1つ1つ確認するのは面倒です。そんな時は、[Alt]を押したまま[Tab]を押してみてください。ウィンドウを一覧表示できます。この時、[Tab]を何度か押すとウィンドウの選択が可能です。開きたいウィンドウを選択しキーを離すと、選択したウィンドウが最前面に表示されます。
絵文字を表示する
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Windows+.(ピリオド)
感情表現の補完として使用される絵文字。「絵文字」と入力して予測変換しても出てきません。表示の方法がわからなくてお困りの方は、[Windows]+[.(ピリオド)]を押してみてください。たくさんの顔文字が表示されます。ちなみに、顔文字や記号も表示することができます。
おすすめキーボードをご紹介
有線キーボード KB118

フル規格のキーボードでありながら、圧倒的な安さが特徴の本商品。有線タイプの製品であり、USBを挿すだけで簡単に接続可能で、接続切れの心配もありません。 誤って飲み物をキーボード上にこぼしても、本体背面の排水穴から排出できるため安心して使用することができます。
ワイヤレスキーボード+マウス 257W

1つのレシーバーでキーボードとマウスを使用することができる商品です。フル規格のキーボードでありながら、キーを押したときの深さを指すキーストロークは、一般的なキーボードが3~4mmなのに対して、浅めの2mmに設定されており、入力のスピードを意識した造りとなっています。キーボードは単4電池1本で約84時間の連続動作が可能。本体サイズは433.9(幅)×19.7(高さ)×142.2(奥行)mm。マウスは単3電池1本で約134時間の連続動作が可能です。
ワイヤレスキーボード WK125

電池式ワイヤレス接続で、デスク周りがスッキリするためストレスなく使用することができます。キーピッチは1.9mm、キーストロークが3.3mmとデスクトップパソコンのキーボードに近い打鍵感のため、しっかりとしたタッチ感を好む方におすすめです。背面には角度調整スタンドがあり、角度を2段階で調節できます。キーボードは単4電池1本で使用可能です。
まとめ
今回は、キーボードにまつわる「ショートカット」と「ファンクションキー」の活用方法をご紹介しました。一般的に知られているものから、知って得するものまでさまざまでしたが、今回紹介したものはごく一部です。皆さんはどれくらいご存知でしたか?ぜひこの記事を参考に活用して、パソコン作業をもっと楽に、効率化してみてください。