知ってる!?イヤホンの専門用語
公開日:2022.11.28
知ってる!?イヤホンの専門用語

「ANC」「AACコーデック」専門用語を徹底解説

イヤホンなどのオーディオ機器の仕様を説明する専門用語は、「難しい」「馴染みが無くてよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。実際には重要な数字や仕様の表記でも、その意味が分からなければ商品購入の際、どこをポイントにして選べばよいか迷ってしまいますよね。

本特集では、そんなイヤホンの機能や専門用語をわかりやすく解説していきます。
この記事を読み終わる頃には、オーディオ機器の専門用語について理解が深まり、自分に合ったイヤホンを見つけることができるはずです。

これってどんな機能?イヤホンの専門用語

よく目にするイヤホンのパッケージや広告に「IPX」「AACコーデック」「ダイナミックドライバー」など、商品の特徴について、専門用語が書かれていることがありますが、これだけでは「それは何がすごいのか、それは何の事なのか」をいまひとつイメージできない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、この用語こそが、イヤホンの機能や特徴を表わす重要なポイントなのです。

そこで今回は、イヤホンに搭載されていることが多い機能の用語をピックアップして、それぞれの詳細を1から分かりやすくご説明します。

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ドライバー

イヤホンのスペックを見ていると、「○○ドライバー搭載」「ドライバーに○○を採用」と書かれていることがあります。ドライバーとは「ドライバーユニット」の略であり、信号を音(振動)に変換する部品のことです。イヤホンの音質を大きく左右する、“心臓”とも言える役割を持っています。

ドライバーはその大きさや素材によって、得意とする音域の高さが異なります。あるドライバーは重低音を鳴らすのに優れており、別のドライバーはきれいな高音がウリである……といった具合です。もちろん、その他の部品との兼ね合いやイヤホン全体の構造にも影響されますが、音質の大部分はドライバーによって決まると考えて問題ありません。

AACコーデック

Bluetooth対応イヤホンで使われていることが多い「AACコーデック」「AACコーデック対応」という言葉。AACコーデックは大まかに言えば、「音質の高さ」を表しています。

そもそも「コーデック」とは、音のデータを圧縮する方法のことです。音のデータはそのままでは容量が大きいため、なんらかのコーデックを使って圧縮してから、スマートフォンやパソコンからイヤホンへと送信しています。

AACコーデックは、音質の高さを特徴としたコーデックです。つまりAACコーデック対応のイヤホンであれば、元のデータに近い形で音を聞けるため、高音質が実現できるということになります。

ANC

ノイズキャンセリング機能が付いたイヤホンには、「ANC搭載」をうたっているモデルもあります。「ANC」は、「アクティブノイズキャンセリング(Active Noise Canceling)」のことです。単に「ノイズキャンセリング」と書かれている場合にも、ほとんどはこのANCを指します。

ANCとは、耳に入ってきた外からの騒音に対して、逆の波形の音をぶつけることで打ち消す機能のこと。仮に波形を数字で表すなら、「+1 -2 -1 +2」という騒音に「-1 +2 +1 -2」をぶつけると、全てゼロになってどちらの音も消えるというイメージです。

ANC搭載のイヤホンは、騒がしい場所でもクリアな音を楽しめるというメリットがあります。外出中に音楽を聞く機会が多い方には、特におすすめの機能です。

cVc

同じくノイズキャンセリング関連の用語に、「cVc」があります。cVcは「Clear Voice Capture」の略であり、通話中に自分の声をクリアに伝えるための機能です。ちなみに商標との関係上、一般的には「CVC」ではなく「cVc」と表記されています。

ANCなどの機能が「自分が聞く音」に混じるノイズを打ち消すのに対して、cVcでは「自分が話す声」をクリアにするという点が違いです。イヤホンを使った通話をする際に、相手側に対してクリアに音を届ける機能なので、イヤホンを使っている本人は直接違いを実感できません。

cVcは、電車が通過する音や風の音といった環境音をカットし、マイクから入力した音声をクリアにします。Bluetooth対応のイヤホンの多くにはcVcが搭載されているため、パッケージに「cVc」の表記があるかどうかを確認してみると良いでしょう。

IPX

イヤホンはもちろん、スマホなどのスペックにも書かれていることが多い「IPX」。こちらは防水性能の基準であり、「IPX3」「IPX5」など、数字によってどれだけの防水機能を持っているかを表しています。

例えばIPX3の場合には「左右60°からの水滴への耐性」、IPX5の場合には「噴流に対して保護」など、等級によって具体的な防水性能の高さが決められています。

大まかな目安では、IPX1~3はいわゆる「生活防水」のレベル、IPX4からでは「雨に打たれても壊れづらい」レベルになります。イヤホンの場合には、IPX4以上なら小雨の中で使ったり、運動中に少し汗がかかったりしてもすぐに故障してしまうようなことにはならないでしょう。 ※IPXは常温の水に対する耐性を想定しているため、上記の例はあくまで参考です

骨伝導

「ワイヤレス」「Bluetooth対応」などイヤホンには数多くの種類がありますが、中には「骨伝導」と書かれたモデルもあります。

骨伝導とは、文字どおり「“骨”を振動させて」音を伝える機能のことです。一般的なイヤホンでは音の振動で鼓膜を震わせるのに対して、骨伝導では耳の周りの骨や頭蓋骨を通じて「蝸牛」と呼ばれる耳の奥の器官を震わせ、音を伝えます。

骨伝導タイプのイヤホンではその構造上、耳をふさがない状態で使うことが可能です。そのため圧迫感が少なく、外からの音も比較的聞きやすいというメリットがあります。多少の音漏れがあることを考えると、「イヤホンとスピーカーの中間」のような使い勝手を想像していただければ間違いありません。

機能・利用シーン別おすすめイヤホンの選び方

ここまでに説明した内容を踏まえて、機能や利用シーンごとにおすすめのイヤホンをご紹介します。「ビジネスでも使いたい!」「運動中にぴったりのイヤホンが欲しい!」など、皆さんの要望にピッタリのイヤホンがきっと見つかるはずです。

外でもクリアに音楽を聞きたい!そんな方には
「GRFD-TWS HT05」
GRFD-TWS HT05

「GRFD-TWS HT05」は高性能のANCを搭載したワイヤレスイヤホンです。外から入ってくる音の量そのものを抑える「パッシブノイズキャンセリング」機能も完備しており、場所を選ばずにクリアな音声を楽しむことができます。

GRFD-TWS HT05 スペック

運動にもビジネスにも!話し相手にクリアな音を届ける
「GRFD-TWS DT06」
GRFD-TWS DT06

「GRFD-TWS DT06」はcVc対応の高性能マイクを完備しており、通話や会議などビジネスシーンでも活躍してくれるワイヤレスイヤホンです。加えて、運動中に使っても安心のIPX4を取得。ランニングなどの少し激しいスポーツでも、汗で壊れてしまう心配はいりません。

GRFD-TWS DT06 スペック

「ながら聞き」に最適!耳をふさがない骨伝導タイプ
「GRFD-BCH200B300」
「GRFD-BCH200B300

「GRFD-BCH200B300」はイヤーフックで装着するタイプの、骨伝導ワイヤレスヘッドホン(イヤホン)です。耳をふさがないため、家事、運動、通話……など、さまざまなシーンで長時間使っても疲れづらいのが特徴。IPX4の防水性能も完備しており、使う場所を選ばないのもポイントです。

GRFD-BCH200B300 スペック

まとめ

今回は、イヤホンの機能・専門用語の数々をできるだけ詳しく解説しました。それぞれの機能が何を指しているのかを押さえておけば、好みや利用シーンに合ったイヤホンを選びやすくなります。ぜひ今回の内容を参考に、皆さんにぴったりの1台を見つけてみてください。

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