
スマホの紛失に気付いたら、まず何をすればいいか簡単にご紹介します
スマートフォンは、財布や鍵と並んで「無くしたら困る物ランキング」の上位に入るアイテムです。特にスマホで決済ができる電子マネーなどを使っている場合には、実用面で困るだけでなく、悪用されてしまわないかという点も心配になりますよね。
今回の特集では「スマホが無い!どうしよう!」と慌ててパニックにならないために、まずできる事をいくつかピックアップしてご紹介します。
スマホを無くしたときに取るべき行動
スマホに限らずですが、忘れ物や落とし物をしてしまった時、一瞬ヒヤリとしてとにかく焦ってしまいがちです。でも、そんな時こそ、まず気持ちを落ち着けて行動することが大切なのです。今回は 「私は絶対にスマホを落としたり無くしたりしない!」と思っていらっしゃる方にも是非読んでいただきたい特集です。万一に備えて、事前にできる対策や対処法を知っていれば、いざという時きっとお役に立つはずです。そこで以降では、スマホを無くしたときに取るべき具体的な行動を解説していきます。
自分の身の回りを再確認する
「無くした!」と思っても、実はポケットやかばんの中にスマホが入っていた……というケースは珍しくありません。
まずは落ち着いて、もう1度身の回りにスマホが無いかどうかを確認しておきましょう。自宅であれば、自分と椅子の間や、ベッドの隙間などに入り込んでいる可能性も考えられます。 周りの人に頼んで、スマホに電話を掛けてもらうのも良い方法です。すぐ近くから着信音が鳴って一件落着、ということもあります。
スマホとペアリングしたスマートウォッチをお使いの方は。スマートウォッチからスマホの呼び出し音を鳴らすことも出来ます。

スマホを持っていた時点までの
行動を振り返る
行動を振り返る
外出中にスマホを無くしたり、自宅に着いたときにスマホを持っていないことに気づいた場合は「自分が最後にスマホを持っていたタイミング」を思い出してみましょう。
例えば、電車に乗っている最中にはスマホを使っていた、あのお店で友達にメッセージを送った……といった具合です。どこまではスマホを持っていてどこから持っていなかったのかが分かれば、スマホをなくした場所をある程度絞り込むことができます。

アカウントにログインして
端末の場所を確認する
端末の場所を確認する
スマホの電源が入っており、事前に後述の機能をオンに設定している場合には、GPSを使って端末の場所を確認することも可能です。iPhoneは「(デバイスを)探す」、Androidスマホは「スマートフォンを探す(紛失したデバイスを探す)」という名前の機能が用意されています。具体的な操作方法は、それぞれ以下のとおりです。

iPhoneで「(デバイスを)探す」を使う手順
- パソコンや別のスマートフォン・タブレットから「iCloud」のサイトにアクセスして、自分のIDでログインします。その後、メニューから「デバイスを探す」を開きます。周りにiPhoneを使っている人がいる場合には、「探す」アプリを開く→「自分」タブを選択→「友達を助ける」をタップ……でiCloudにアクセスすることも可能です。
- 地図上に、自分のiPhoneの現在位置が表示されます。
- 必要に応じて、iPhoneから音を鳴らす「サウンド再生」またはiPhoneをロックする「紛失モード」を選択します。紛失モードでは、誰かがiPhoneを拾ったときに連絡してもらうために、自分の電話番号を登録できます。
Androidスマホで「スマートフォンを探す」を使う手順
- パソコンや別のスマートフォン・タブレットから、自分のGoogleアカウントにログインします。
- メニューから「Googleアカウントを管理」を開き、「セキュリティ」タブを選びます。その後、「紛失したデバイスを探す」から、探したいAndroidスマホを選びます。
- 地図上に、自分のAndroidスマホの現在位置が表示されます。
- 必要に応じて、「音を鳴らす」または「デバイスを保護」を選択します。「デバイスを保護」では連絡先を登録することも可能です。
無くした可能性のある場所に
連絡する
連絡する
他の方法を試してもスマホが見つからないときには、スマホを無くした可能性のある場所に電話などで連絡をします。また、もし「あのお店で落とした」と判明しているのであれば、その旨を伝えてスマホを確保しておいてもらいましょう。
ひとつ注意が必要な点として、こちらの方法に移る前に、まずは端末のロックや各種サービスの確認をしておくことが挙げられます。探している間にスマホを第三者に悪用される可能性も十分に考えられるため、安全を確認して、対応できる処理をしてから、ゆっくりと探すようにしたいところです。

電子マネーやクレジットカードを
停止する
停止する
ここまでで自分のスマホの位置を特定できていない場合、もしくは、すぐにスマホを取りに行けない場合には、不正利用を防止するため、スマホに紐づいている電子マネーやクレジットカードを停止しておきたいところです。
基本的にはサービスを提供している会社に直接連絡することで停止ができますが、詳細な手順は各社によって違います。カード会社や、電子マネーの運営会社のWebサイトなどを参照にして、慌てず処理を行ってください。

SNSなど各種サービスの
パスワードを変更する
パスワードを変更する
電子マネーやクレジットカードと同様に、SNSなどのサービスについても念のためパスワードを変更しておくと安心です。先ほどご紹介した端末のロック機能だけでもある程度の効果は期待できますが、万が一のことを考え、できるだけこちらの対策も徹底しておきましょう。

もしもの場合に備えて!今からできるセキュリティ対策

スマホを無くしたときには遠隔ロックなどもできますが、普段から端末のセキュリティ対策を徹底しておけると、さらに理想的です。特に、用事があってすぐに対応できないときには、セキュリティの有無が重要になります。例えば顔認証や指紋認証などの生体認証機能は、第三者によるスマホの悪用を防ぐうえで、とても心強い味方になってくれるでしょう。
認証の方式も日々進化しています。より複雑なパスワードを設定したり、ログインが必要なアプリに、種類の違う認証方法をいくつか設定しておくことで、万一の時に、少しでも不安を和らげることができるかもしれません。面倒でも備えておくことが安心への近道です。
最新の機種は生体認証などのセキュリティ機能が充実したものも多数発売されています。ゲオのでお取り扱い中の商品からも、豊富な認証機能を持った端末を探す事ができます。興味のある方は、メーカーサイトと合わせてご参考ください。
まとめ
趣味を楽しむためだけでなく、日常の動きに欠かすことのできないアイテムが手元から無くなった状態はとても不安になりますが、まず何より冷静になることが大切です。
また、日ごろからパスワードなどのセキュリティ対策を万全に、スマホ本体だけでなく中のデータもしっかりと守りたいものです。
メーカーにもよりますが、「デバイスを探す」などの機能を使って本体の場所を確認する方法を覚えておくこともおすすめです。どうしても見つからない時は、最寄りの警察署に遺失物の届けを出す事もできます。
スマホを無くして困っているかたのお手元に、ちゃんとスマホが戻りますように。