
Apple Watch 健やかな毎日のための各機能をわかりやすくご紹介
「Apple Watch」は、ダイエットや健康管理に役立てられるさまざまな機能を搭載しています。今回の特集では前編でダイエット、後編で健康管理に焦点を合わせて、具体的な機能をご紹介していきます。 「『Apple Watch』はもちろん知っているけど、実際にどんなことができるの?」……そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダイエット編
前編では「ダイエット編」と題し、ダイエットに活用できるApple Watchの機能をご紹介します。
iPhoneとの併用でダイエットを快適に

ジムでのトレーニングやジョギングなどの運動をしている方にとって、iPhoneを使って記録などを管理するのは、一般的なことだと思います。 iPhoneにはフィットネス関連の便利なアプリがいくつも存在しており、「iPhoneさえあれば十分なのでは?」とお考えになる方も少なくないのではないでしょうか。 しかし、Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチが真価を発揮するのは、スマホの“補助”として活用したときです。後述の機能を使えば、運動したデータの記録や管理をスムーズに行えます。
「ワークアウト」アプリでデータを記録・管理
それでは早速、Apple Watchの機能を見ていきましょう。 ダイエットの役に立つ代表的な機能が、「ワークアウト」アプリを使ったデータの記録です。「ワークアウト」アプリでは、具体的に以下のようなことが行なえます。
高い精度で運動量を記録する

「ウォーキング」「サイクリング」「ヨガ」といった運動の種類を選ぶことで、運動量を実際の数値と近い形で記録します。「フィットネスゲーム」を選べば、『リングフィットアドベンチャー』といったフィットネス系ゲームでの運動もカバーできます。また、運動した時間や心拍数、消費カロリーといったデータは、運動中でもリアルタイムに確認可能です。
iPhoneで確認する

「ワークアウト」アプリで記録した各種データは、Apple Watchと連携させたiPhoneからいつでも確認できます。運動量の履歴などをもとにして今後のダイエット計画を立てる……など、さまざまな活用方法が考えられるでしょう。
「アクティビティ」アプリを組み合わせて日常の運動もカバー
家事や階段の上り下りなど、私たちは日常生活の中で無意識のうちに運動をしています。そういった「ワークアウト」アプリでは計測しきれない運動も、「アクティビティ」アプリを使えばカバーすることが可能です。

「アクティビティ」アプリは、Apple Watchを着けている間に行った運動を、自動で記録してくれます。1日の歩数や日常生活での運動、立ち上がった回数などのデータを、意識することなく管理することができるのです。

記録したデータをもとに、目標を視覚的に確認することも可能です。 日常での運動は「ムーブ」、意識的な運動は「エクササイズ」、立ち上がった回数は「スタンド」という名目で、それぞれリングの形で可視化されます。例えば日常での運動をすると「ムーブ」のリングが円に近くなる……といったイメージです。 「アクティビティ」アプリでは年齢や運動量の目標を設定することで、「目標に対してどれだけ運動できたか」を一目で確認できます。週ごとの運動量や運動した履歴も記録され、ダイエットの心強い味方として活用できるはずです。
健康管理編
後編では「健康管理編」と題し、健康管理に役立てられるApple Watchの機能や、その使い方のアイディアをご紹介します。
Apple Watchなら手軽にバイタルデータを記録できる

Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチのメリットは、身につけることで、心拍数などの「バイタルデータ」を手軽に記録できる点にあります。
スマホと連携することで、データをじっくりと見返すことも可能です。
以降では、Apple Watchの機能の中から、健康管理に役立てられるものをいくつかご紹介します。

心拍数は健康と関連が深いバイタルデータです。Appleによれば、心拍数をチェックすることで、病気や体調不良を早い段階で察知できるようになるとされています。 Apple Watchには着けている間、常に心拍数を記録し、高すぎる(低すぎる)数値が出たときに通知する機能が備わっています※。 ※通知を利用できるのは13歳以上の方のみ。

Apple Watchには、心拍数と同様に、不規則な心拍を検知して通知してくれる機能も備わっています。検知された日付・時刻・心拍数はiPhoneなどから振り返って確認することも可能です。

歩数計 のように歩いた距離や数を記録できるのはもちろん、歩行速度・歩幅・歩行両脚支持時間、歩行非対称性といった詳細な歩行のデータを記録できます。
「スタンドリマインダー」機能

50分間座り続けていた際には、その旨を「スタンドリマインダー」機能が通知してくれます。在宅勤務などで運動する機会が少なくなった方にとっては、うれしい機能と言えそうです。

就寝と起床の時間を記録したり、睡眠リズムの目標スケジュールを設定して睡眠時間を管理したりすることができます。Apple Watchを常に身につけていれば、眠りの質を高めて、快適な睡眠スケジュールを実現しやすくなるでしょう。スマホより気軽かつ確実にデータを記録できる点が魅力です。
サードパーティ製アプリを使えば食事管理も可能

Apple Watchでは、iPhoneなどと同じく、Apple社以外が作ったアプリ(App)を使うことが可能です。
レシピアプリや食事のログを管理するアプリを使えば、摂取したカロリーなどを手軽に記録することができます。バイタルデータの記録・管理とあわせれば、健康管理をするハードルを下げる効果が期待できるでしょう。
これらの機能はもちろんスマホ単体でもカバーできますが、Apple Watchを使えば、データをより細かく手軽に管理することが可能です。
スペック表
Apple Watch Series7 | Apple Watch SE | Apple Watch Series3 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2021年10月15日発売 | 2020年9月18日発売 | 2017年9月22日発売 |
サイズ | ![]() |
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45mmまたは41mmの ケースサイズ |
44mmまたは40mmの ケースサイズ |
42mmまたは38mmの ケースサイズ |
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Apple Watch史上、最強の前面 クリスタルがもたらす耐亀裂性能 IP6X等級認定の防塵性能 |
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ディスプレイ | ![]() |
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常時表示Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ | |
Apple Watch SEより 約20%大きなディスプレイ Series 3より50%以上 大きなディスプレイ |
Series 3より30%以上 大きなディスプレイ |
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耐水性能 | ![]() |
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泳げる耐水性能 | 泳げる耐水性能 | 泳げる耐水性能 | |
血中酸素 | ![]() |
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血中酸素ウェルネスアプリ | |||
心電図 | ![]() |
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心電図アプリ | |||
心拍数 | ![]() |
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高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 |
高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 |
高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 |
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緊急SOS | ![]() |
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緊急SOS | 緊急SOS | 緊急SOS | |
緊急通報 | ![]() |
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海外における緊急通報 | 海外における緊急通報 | ||
転倒検出 | ![]() |
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転倒検出 | 転倒検出 | ||
コンパス | ![]() |
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コンパス | コンパス | ||
高度計 | ![]() |
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常時計測の高度計 | 常時計測の高度計 | 高度計 | |
通信機能 | ![]() |
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携帯電話通信機能 | 携帯電話通信機能 | ||
共有設定 | ![]() |
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ファミリー共有設定に対応 (GPS + Cellularモデル) |
ファミリー共有設定に対応 (GPS + Cellularモデル) |
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iPhoneを持っていない 家族ともつながれます |
iPhoneを持っていない 家族ともつながれます |
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駆動時間 | ![]() |
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最大18時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | |
高速充電 | ![]() |
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より高速な充電 最大33%速い充電時間 |
まとめ
今回の特集では「ダイエット編」「健康管理編」の前編・後編にわたって、Apple Watchの機能や、活用方法のアイディアをご紹介していきました。常に身につけて使うスマートウォッチ特有の魅力が、少しでも皆さんに伝われば幸いです。
Apple WatchはiPhoneと組み合わせて使うことで、日々のダイエットや健康管理をより快適にしてくれる可能性を秘めています。「できることが大幅に増える!」というよりは、バイタルデータの記録などiPhoneが苦手とする部分をサポートし、手軽さを底上げしてくれるようなイメージです。
なお、今回ご紹介した各機能は、「Apple Watch Series 4」以降であればどのモデルにも搭載されています。Apple Watchに興味が湧いたという方は、ぜひこの機会に、Apple Watchのモデルをチェックしてみてはいかがでしょうか。