~ ニンテンドー 編~
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任天堂ハードの歴史
今年2023年。みんな大好き「ファミコン」が40歳の誕生日を迎えることをご存じですか?
1983年に発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」通称「ファミコン」。
そこから現在まで、子供も大人も何処でも誰とでも楽しめるゲーム機を次々開発、ヒットさせてきた任天堂。
その歴代ゲーム機は、スペックやグラフィックなど時代とニーズに合わせて常に進化を続けています。 ここでは、任天堂のゲーム機の歴史を振り返り、それぞれの特徴や進化したポイントなどをご紹介します。
1983年7月15日発売。家庭用ゲーム機の歴史を作ったと言っても過言ではない名機で、日本国内ではゲームを販売する店舗を「ファミコンショップ」と呼称するなど、国民的な人気を誇りました。
当時のファミコンブームは、度々ニュースで取り上げられるほど、大きな社会現象を巻き起こしました。 1985年には「スーパーマリオブラザーズ」、1986年には「ドラゴンクエスト」が発売。爆発的に売れたこれらのシリーズは、 2023年現在も数々のシリーズがリリースされ、高い人気を維持し続けています。
ゲーム専用機として開発されたことで、当時としては画期的な高性能さを有しており、今でこそ当たり前の存在となった「十字型の方向キー」なども、ファミコンが初となります。
また2016年には30本のソフトウェアを内蔵し、オリジナルのデザインを小型化した「ニンテンドー クラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売されました。
1986年2月21日発売。ファミコンに接続して専用のディスクカードを読み込ませるための、通称「ディスクシステム」といわれる機器です。
フロッピーディスクのような見た目のディスクシステムは、ファミコンのカセットよりも大容量であり、両面で896キロビット(112キロバイト)と、カセットの約3倍の容量を誇りました。また、波形メモリ音源が搭載されることでサウンド機能も拡張。データのセーブや保存が可能な点も画期的でした。
ゲーム店に設置されてある「ディスクライター」を利用すると、ゲームの内容を書き換えられるというのも特徴の1つ。新品のソフトを買うよりも安いため、当時の子どもたちはよく活用したものです。
1989年4月21日に発売された「ゲームボーイ」。ソフトが入れ替えられる携帯型ゲーム機として大ヒットし、日本では1,240万台以上、世界では約5,000台を売り上げました。
小型ながらファミリーコンピュータよりもCPUやRAMなどの性能が優れており、その能力はワイヤーフレームによる3DCGを描けるほどです。アクションゲームやシューティングゲーム、RPGなど幅広いジャンルのゲームソフトがヒットしました。世界的にはテトリスが大ヒット。ピコピコ音源のテトリスのメロディーを口ずさめる人も多いのではないでしょうか。
また、日本では1996年に発売された「ポケットモンスター赤・緑」が大ヒットし、ゲームボーイの流行を後押ししました。通信ケーブルによる対戦も可能で、当時の子どもたちは夢中でプレイしたものです。
1990年11月21日発売。ファミリーコンピュータの後継機として開発され、当時の家庭用ゲーム機市場の中では後発ではあったものの、大ヒットを記録しました。
8ビットCPUだったファミコンから、16ビットCPUへと大幅な進化を遂げ、表示や音源の処理能力が格段に向上。コントローラーも進化し、「ABXYボタン」や「LRキー」などは、現在発売されている最新モデルでも踏襲されています。
また周辺機器も充実しており、ワイヤレス式の光線銃「スーパースコープ」やゲームボーイが遊べる「スーパーゲームボーイ」、マリオペイントに付属した「マウスコントローラー」など、ゲームの遊び方の幅を大きく広げてくれたゲーム機でもあります。
1996年6月23日に発売された「NINTENDO64」は、任天堂初の本格的3Dゲーム対応機です。3本の持ち手が伸びたコントローラーが特徴的で、特に真ん中に設置された3Dスティックは画期的なものでした。3Dスティックをグリグリと回しすぎて、コントローラーが壊れてしまった……という思い出がある方も多いのではないでしょうか。
「ロクヨン」と同時に発売されたソフトで、今なお高い人気を集めているのが「スーパーマリオ64」。三次元の世界を自由に駆け回り、飛び回るマリオの姿に、当時の子どもたちは衝撃を受けたものです。その他にも「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「ゼルダの伝説 時のオカリナ」、「ゴールデンアイ007」など、歴史に残る人気作が多数登場しました。
2001年3月21日発売。1989年発売のゲームボーイ以降、12年ぶりとなる完全新型携帯ゲーム機で、32ビットCPUを搭載するなど、携帯ゲーム機としてはかなりの高性能を誇っていました。一方で、ゲームボーイやゲームボーイカラーとの互換性もあるなど、遊びやすさにも定評がありました。
またマルチプレイにも対応しており、ソフトによっては1本のカードリッジで最大4人との通信プレイを楽しむことができる「1カードリッジプレイ」機能が搭載。友達同士で携帯ゲーム機を持ち寄って遊ぶというスタイルを確立させました。
また「ゲームボーイアドバンスSP」や「ゲームボーイミクロ」などのマイナーチェンジ版も発売され、ゲームボーイアドバンスシリーズの全世界売上は8,000万台以上。同世代の携帯ゲーム機でトップを記録しています。
2001年9月14日に発売された家庭用ゲーム機「ゲームキューブ」。NINTENDO64の後継機として開発され、任天堂としては初の光ディスク対応機となりました。ソフト開発の難易度が高いというNINTENDO64の課題を解消するため、安定的に高性能を発揮するハードウェアを目指し開発されました。グラフィックも大幅に向上し、ゲームの世界への没入感が向上。しかし、PS2やXboxの人気に押されて売上面では苦戦を強いられました。
「ピクミン」や「テイルズオブシンフォニア」などの人気作品も、ゲームキューブから登場しました。天面のカバーが着せ替えられる仕組みも画期的で、自分好みのオリジナルな見た目で楽しむ子どもたちも多かったようです。
2004年12月2日発売。DSは「Dual Screen」の意味で、折り畳み式の本体の両側に2つの液晶画面を有する、特徴的な見た目が印象的です。この液晶画面のうち下側のものはタッチスクリーンになっており、その機能を活用して遊ぶソフトも多く発売されました。
「おいでよどうぶつの森」や「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」など、人気シリーズも多く発売された一方、「君のためなら死ねる」や「脳を鍛える大人のDSトレーニング」など、タッチスクリーンを活用した新たな遊びを提案する野心的な作品も多数登場。大ヒットした後にシリーズ化やマルチメディア化した「レイトン教授」や「イナズマイレブン」も、実はニンテンドーDSが初出でした。
このニンテンドーDSは、小型化された「ニンテンドーDS Lite」や「ニンテンドーDSi」などのマイナーチェンジ機も発売。2011年には次世代機である「ニンテンドー3DS」が登場するなど、日本の携帯ゲーム機市場を大きくけん引する存在でした。
2006年12月2日発売の「Wii」は、世界で1億台以上を売り上げた大ヒットハードです。ゲームの高度化・難化が加速するなか、次第にファミリー層のゲーム離れを引き起こしていた当時。任天堂はコントローラーなどのUIを抜本的に見直すことで、ゲーム人口拡大を目指していました。
そうして開発されたのが「Wiiリモコン」です。コントローラーを手に持ち動かせば、ゲーム画面でも同じように動くモーションコントロール技術が搭載。この技術を最大限に活かした「Wii Fit」は、ゲーム感覚で運動を楽しめるとして、幅広い世代から大きな人気を集めました。「Wiiパーティ」や「マリオパーティ8」、「みんなのリズム天国」など、子どもから大人まで楽しめるパーティーゲームの数々もヒット。後のNintendo Switchの流行につながる機体となりました。
2012年11月18日発売。Wiiの後継機として開発された家庭用ゲーム機で、液晶ディスプレイを搭載したコントローラ「Wii U GamePad」が最大の特徴です。このGamePadを用いることで、テレビでのゲームプレイはもちろん、テレビとGamePadの2画面、GamePad単体でのプレイも可能になるなど、家庭用ゲーム機でありながら、携帯ゲーム機の要素も持ち合わせた本体となっています。
また5.1chサラウンド対応、HD、1080pのデジタル映像出力に対応するなど、任天堂のゲーム機の中ではスペックがかなり高かったのも特徴の1つです。
専用ソフトの数がWiiなどに比べると少なく、売上は決して多いものではありませんでしたが、「マリオカート8」や「スプラトゥーン」など、現在も続く大ヒットシリーズはWii Uで初登場しました。
2017年3月3日に発売された「Nintendo Switch」。「いつでも、どこでも、誰とでも」というキャッチコピーで、全く新しいコンセプトのゲーム機として開発されました。最大の特徴は、携帯型ゲーム機としても利用できる据置型ゲーム機であること、そして左右一対のJoy-Conです。1人で、複数人で、プレイシーンにあわせて自由にゲームを楽しめることから、世界で1億2,000台以上を売り上げる大ヒット商品となりました。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「あつまれ どうぶつの森」、「リングフィットアドベンチャー」、「フィットボクシング」をはじめ、大人気を誇るソフトが次々と登場。2023年時点の最新型ゲーム機として、現在も多種多様な人気ソフトがリリースされています。
まとめ
ニンテンドーの歴代ゲーム機の特徴について紹介してきました。子どもから大人まで楽しめるゲームソフトを次々とリリースしてきた任天堂。これまで発売されてきたゲーム機を振り返り、懐かしい気分になった方もいるのではないでしょうか。
ゲオオンラインストアでは、歴代ゲーム機の中古ソフトも多数販売しています。ぜひこの機会に、懐かしのゲームや当時気になっていたゲームにチャレンジしてみてください。